前回のお話はこちら:ヴァン・デン・
ボッシュビールにまつわる物語(2)「セント・リヴィニュス」
まとめて見るときはこちら:ベルギー訪問記
第9日目 2008年3月28日(金)
■ヴァン・デン・ボッシュ ビールにまつわる物語(3)「ラモーラル・デグモン」

次のアポイントが12時半だったが早めに終わってしまったので、次の訪問場所であるデ・
ライク醸造所のアンさんに電話。
早く行っても良いか訊ねてみると、ちょうど瓶詰め機にトラブルが起こってしまったとのことで残念ながら断られてしまった。
仕方が無いので近くの町、ゾッテゲムのセンターへ。
これが実はかえってラッキーで、またビールにまつわる物語を探訪する時間になった。

インフォメーションで情報収集していると、
なんと偶然ここにエグモンにまつわるものがたくさんあることを知った。
センターの中央には、エグモンの像もあったのだ。
ここで偶然にも、ヴァン・デン・ボッシュ醸造所でも1987年から造られている銘柄、「ラモーラル・デグモン」の物語に出会うことになった。
このビールの名前になっているラモーラル(1522-1568)は、ヴァン・デン・ボッシュのある、セント・リーヴェンス・
エッセ出身の軍人でエグモン伯とも呼ばれている。
スペイン統治時代に対抗したエグモン伯は、1567年に逮捕され、翌年ブリュッセルのグランプラスで斬首刑に処されてしまう。
エグモンの名前は今でも広く知られており、エグモン宮やエグモン庭園などにも名前が使われているほど。

そのエグモンの墓がこのセンターにある教会の地下にある、というので「ぜひ見せてほしい」と頼むと、
なんと鍵を渡してくれ、「どうぞご自由に。」とのこと。

おそるおそる地下に降りてみると、、、鉄格子の中に墓(ミイラ)が。
左側が奥さんで右側がエグモン。
しかしこんなものを勝手に見せてくれるなんて日本では考えられない。