
ここのところ花粉症がひどくてなかなか試飲ができなかったのですが、
この日少しだけ調子が良かったので各所から集まっていたベルギービール8種類を一気に試飲。
いつもわくわくしながら楽しくやるのですが、集中するのでかなり疲れる作業でもあります。
この日のベルギービールは秀逸なものが4アイテム、残念ながら劣化していたのが3アイテム。。。
う~ん、もったいない、、、つらいところです。
中でも新生ストラッフェ・ヘンドリックは実に素晴らしい味わいでした。
ストラッフェ・ヘンドリックをご存じない方に物語をダイジェスト版で。

水の都ブルージュで唯一のビール醸造所、ドゥ・ハルヴ・マーン。
ハルヴ・マーンとはフラマン語で半月(ハーフ・ムーン)という意味。
醸造所の歴史はとても古く、1564年には町の台帳に名前が残されています。
1856年にはアンリ1世として知られる、マース一族のレオン・マースが醸造所の所有者となりました。
1981年、この醸造所は新たなビールを世に送り出しました。
ブルージュに聖アルノーの銅像が建てられたのを記念して造られたこのビールは、他のビールよりも強く、
「ストラッフェ・ヘンドリック(強いアンリ)」
と呼ばれる由縁となりました。
1988年にはリヴァ・グループのデ・スプレンテル一族に買収され、醸造所の名前もハルヴ・マーンからストラッフェ・
ヘンドリック醸造所になりました。
メインの銘柄であるストラッフェ・ヘンドリックはその後2002年までブルージュで醸造されました。
2002年、リヴァ・グループのデ・スプレンテル一族が醸造部門を売却。
この時点でストラッフェ・ヘンドリック醸造所の操業も停止されることになりましたが、ストラッフェ・
ヘンドリックブランドとそのレシピの権利はリーフマンス・ブルワリーズグループが引き継いで所有し、
デンテルゲムで造られることになりました。
3年間の醸造停止期間を経て2005年、ザヴィエル・ヴァネスタ(6代目にあたります)が醸造所を買い戻し、名前もかつてのドゥ・ ハルヴ・マーン醸造所として醸造を再開。
彼は独自のレシピを開発し、「ブルッグス・ゾット」として販売を開始。
今日ではこの「ブルッグス・ゾット」がブルージュで醸造されている唯一のビールとして、町中の人々に愛されています。
そしてそのザヴィエルからの最新のクリスマスカードには、
「2009, Straffe Hendrik, back in Brugge!」
という文字が!
ついにストラッフェ・ヘンドリックがブルージュに戻ってきたのです。
新生ストラッフェ・ヘンドリックは昨日寄港先のル・アーヴルを出港し、大西洋を航海中。
5月中には日本に上陸予定です!

スタッフの試飲が終わったあと、当社元スタッフで、現在は某酒造会社に勤務しているT君から電話。
「いまからそっちに行ってもいいですか~?」とのことだったのでもちろんOK。
T君とは一緒に仕事をしなくなってからも、良く情報交換や酒談義をする間柄なのです。
今回はわざわざお父さんが育てている自然薯を持ってきてくれたようです。
ホントに立派な自然薯で、これを麦とろご飯にしたら美味しいんですよねー。
お礼というわけではないですが、せっかく開けたてのベルギービールがあったので事務所で一緒に試飲大会。
かつてよく一緒にワインや清酒をこうして試飲したな~、と懐かしく思い出しながら、しばし意見交換。
T君の素晴らしいティスティング能力にこちらもとても勉強になりました。
しかしこうしてかつてのスタッフが来てくれることは本当にうれしいですね。
T君、どうもありがとう!




